想定外の組織内外の環境の変化や非定型的な取引など

内部統制は現状の業務プロセスに基づいて設計され、システム化されます。

したがって、
 ・ 現状では想定されていない環境の変化
 ・ 将来的に起こり得る不確定な事柄
などへの対応が出来ずに内部統制が機能しなくなる場合があります。

例えば、外的環境の変化としては、ITの急激な進歩、新しい法律の制定、消費者動向の変化、同業他社の動向、業界再編の動き・・・など、また内的環境の変化としては、新規事業の立ち上げ、経営者の交代、担当社員の退社などです。

またM&Aなど、内部統制や内部統制システムの構築時には検討されていない事柄が発生した場合に内部統制は機能しなくなることがあります。

内部統制は一度構築すれば、それで終わりと言うものではありません。
内部統制の導入と運営、整備を行いながら、内部統制自体もチェックして改善してゆくことが重要です。

<対応策の例>

想定外の事象が起きて、内部統制が機能しなくなった場合の行動パターンをあらかじめ決めておけば、緊急時の対応がスムーズに行えます。

 ・ 上司・経営者への報告
 ・ 時間的に間に合わない際の対応方法
 ・ 決裁権限委譲の方法

など、できる限り多くの事象を想定して対処方法を定めておくことが重要です。

内部統制の限界